イタリアはワインが世界的に有名ですが、やはり一般的には観光地として人気が高い、歴史的な街並などが魅力です。
独自の食文化を持ち合わせているのはもちろん、全州それぞれに独特な文化を持っています。
そんな中、観光客に人気なのがイタリア南部の島、シチリア島です。
実は、シチリアはワインでも有名であり、シチリアワインとしてワイン愛好家たちにも人気です。ここでは、シチリアワインの魅力などについて紹介していきましょう。
シチリア州はマルサラワインが有名
画像引用元:http://wine-bzr.com/article/country/italy/sicilia/marsala/1106/
シチリアは、オリーブやレモンなど、果樹栽培で人気が高い島ですが、ワインでは酒精強化ワインが有名です。
特にマルサラと呼ばれている酒精強化ワインが有名で、世界三大酒精強化ワインのひとつとして知られています。
歴史的な背景もありますが、重厚な長期熟成スティルワインではなく、暑く、乾燥している産地であることから、酒精強化ワインのような日持ちがして気軽に楽しめるワインが好まれたのかもしれません。
シチリア州の特徴
シチリア島は、全体的に暑く乾燥しているようなイメージがありますが、多様性のある島であることから、赤ワイン、白ワイン、ロゼワインなど多種多様なスタイルのワインが造られています。
地中海性気候であることは間違いありませんが、実はエトナ火山の影響で全体的に標高が高いため、暑過ぎず、冷涼な畑も多く、品質の高いブドウが収穫されています。
ブドウ栽培農家が多いことでも知られており、健全なブドウが栽培できることから、それらブドウをワイン栽培家に売ったり、果汁にして売ったりと、ワイン醸造家はそれと比較して少ない傾向にあるところが特徴です。
エトナ火山の影響で土壌も特殊であり、力強い赤ワインができることもポイントと言えるのではないでしょうか。
シチリア州のおすすめワイン【3選】
ここからは、シチリア島でおすすめしたいワインをいくつか紹介していきます。
シチリア島を知るためのきっかけにしてみてください。
ヴァレンティノ・メルロ
画像引用元:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/NS6420020
情熱的なバラエチケットがインパクトを与える、ヴァレンティノ・メルロ。
ヴァレンティノとは、ブドウ品種ではなく、あの有名ブランドのヴァレンティノです。
このブランドとコラボレーションしたキュヴェであり、丸みのある上質なタンニンを有している高級ワインとして知られています。
メルロがしっかりと熟しており、青臭さなどが無い洗練された飲み心地の良い情熱的な味わいに仕上げられているところが特徴です。
タルガ マルサラ スペリオーレ リゼルヴァ
画像引用元:https://store.shopping.yahoo.co.jp/wine-yandm/62582400.html
冒頭でもお伝えした通り、シチリア島の特徴と言えば間違いなく、マルサラでしょう。
タルガ マルサラ スペリオーレ リゼルヴァは、その中でも特に知られているアイテムであり、1833年から続く、歴史のあるワイナリーとして知られています。
イタリア国内で広告を打ったことで本州でも知られるようになった、マルサラワインのパイオニアと言っても過言ではないワイナリーです。
キュソラ シャルドネ・ヴィオニエ
画像引用元:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/040040022
シャルドネ、そしてヴィオニエという、酸とアロマをバランス良く配分した極上の白ワインが、キュソラ シャルドネ・ヴィオニエです。
シチリアきっての老舗ワイナリーが手掛けているワインであり、最新テクノロジーを導入しているワイナリーとのコラボレーションで生まれたワインとして人気です。
果実味が豊かで、ボディもしっかりとしているので飲み応えは抜群。
島のワイン、というリゾート気分を盛り上げてくれる1杯となっています。