ピエモンテワインの魅力【イタリア周遊記 Part1】

イタリアは、全土でさまざまなワインが生産されています。
その中でも特に高級ワイン生産地として知られ、世界的にも有名な産地が、イタリア北部のピエモンテ州です。
誰もが知るあの生産地や有名生産者、そして思わぬ掘り出し物が多い産地でもあります。
ここでは、イタリアワインにおけるピエモンテ州を紹介していきましょう。

ピエモンテ州はバローロワインとバルバレスコワインが有名

画像引用元:https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E8%87%B3%E5%AE%9D-%E6%A5%B5%E4%B8%8ADOCG%E8%B5%A4%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3-%E3%83%90%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%82%B3-750ml%C3%974%E6%9C%AC%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3/dp/B01N2AXNN6

ピエモンテ州は、イタリア北部にある冷涼な産地です。
そのため、南イタリアのようなボリューム感や果実味などが強烈なワインというよりは、ブルゴーニュ地方を思わせる、繊細でエレガントなワインが多い傾向にあると言えるでしょう。

さて、そんなピエモンテ。まず、抑えておくべきワインはバローロとバルバレスコです。
イタリア高級ワインの二大巨塔と言っても過言ではないこのワイン産地。

イタリアワインの王様と呼ばれるバローロ、繊細さが際立つイタリアワインの女王と呼ばれているバルバレスコ。
双方に、クリュも別れており、ネッビオーロを使用した個性的なスタイルの赤ワインが造られます。イタリアワインファンであれば、一度は飲みたい垂涎の品ばかりです。

ピエモンテ州の特徴

画像引用元:https://coco-machi.jp/guide/piemonte_wine/

ピエモンテは、イタリアの中では北西部に位置するワイン産地であり、スイスやフランスの国境に位置する産地です。
山の麓を意味するピエモンテ州ですが、冬が厳しく夏場は乾燥していることでブドウ栽培に適した環境となっています。

ピエモンテ州の特徴として、ブドウの収穫期に濃い霧が発生し、それがネッビオーロという土着品種の名前の由来となっています。

ピエモンテ州自体は、トスカーナやヴェネトなどに並ぶ高級ワイン産地で、世界中のワインファンからも注目されています。

ガッティナーラ、アスティ・スプマンテといったDOCGカテゴリワインが存在し、DOCも豊富にあることから人気です。丘陵地帯が多く、品質が高いブドウが収穫できます。

ピエモンテ州のおすすめワイン【3選】

ピエモンテ州は、バローロとバルバレスコだけではい、注目のワインが多く存在しています。
ここからは、ピエモンテ州でおすすめのワインを3選紹介していきます。

ランゲ・ネッビオーロ

画像引用元:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/046200041

ランゲ・ネッビオーロは、ピエモンテン州のバローロが生まれる場所で生産されているワインのひとつ。

バローロの場合、最低熟成期間が長く設定されているため、早飲みというタイプではないのですが、ランゲ・ネッビオーロは瓶詰めしてから直ぐに飲むことができる、軽やかな味わいのワインとなっています。

しっかりと冷やしても美味しく飲める爽やかさを感じられ、タンニンや酸もおだやかなので日常使いしやすいワイン、と言っても過言ではないでしょう。

一度飲んだら忘れることができない、素晴らしい赤ワインです。

ランゲ・リースリング

画像引用元:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/041120050

冷涼な地域であることから、案外ピエモンテンでは、リースニングなどのドイツ系品種も造られています。

リースニングを使ったスパークリングワインもあるなど、そのスタイルも多種多様です。
ランゲ・リースリングは、オイルのような香りではなく、繊細でアロマティックな造りとなっているところが特徴です。酸もしっかりとしており、和食とも合わせやすい逸品と言えるでしょう。

ドルチェット・ダルバ

画像引用元:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/044520391

ドルチェットは、ピエモンテ州でも多く栽培されている黒ブドウです。
比較的、ネッビオーロに比べると柔らかな味わいになっています。タンニンも少なく、酸は多いのですが、飲み心地の良い日常使いしやすいワインとなります。