トスカーナワインの魅力【イタリア周遊記 Part3】

イタリアワインを語る際、欠かすことができない銘醸地が、トスカーナ州です。
トスカーナ州は、赤ワインを多く生産していますが、白ワインやロゼワインなど、さまざまなスタイルのワインを生産しています。

ここでは、そんなトスカーナ州のワインの特徴について紹介していきます!

トスカーナ州はピエモンテ州に並んで、D.O.C.Gワインが多い

画像引用元:https://www.terroirum.com/ja-jp/wine_term/docg/

トスカーナ州は、フィレンツェのある有名な州のひとつです。
観光地としても有名ですが、ワイン好きとしてはやはり、キャンティ有するイタリアきってのワインの大産地として知られている場所でしょう。

さて、そんなトスカーナ州ですが、イタリア北部の高級ワイン産地であるピエモンテ州に並び、原産地呼称のトップカテゴリであるD.O.C.Gワインが多い産地であることで知られています。

D.O.C.Gワインとは、もっとも生産地との繋がりが強いワインに与えられるカテゴリで、使用ブドウや醸造方法、生産方法など厳しく定められています。

また、ユニークなところでは、サンジョベーゼなどの土着品種だけではなく、カベルネソーヴィニョンやメルローなど国際品種をブレンドした、スーパータスカンと呼ばれているDOCワインもあるところです。

これは、本場キャンティ以上に高額な価格で取引されているなど、イタリアのワイン産地の中でも、かなり特異な産地となっています。

トスカーナ州の特徴

トスカーナ州のワインは、主に赤ワインが多く生産され、ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノなどは、繊細でエレガントな質感のワインを生み出すことで知られています。

また、原産地呼称の先駆けとなったと言われているカルミニャーノや、重厚感のある肉厚なサンジョベーゼで造られるブルネッロ・ディ・モンタルチーノなど、同じトスカーナのDOCGでも、多種多様なスタイルで造られているのが特徴です。

キャンティには、キャンティクラシッコと呼ばれる、キャンティを有名にした歴史ある産地のDOCGがあります。
また、ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノは同州唯一の白ワインのDOCGとなっています。

トスカーナ州のおすすめワイン【3選】

ここからは、トスカーナ州でおすすめのワインを3つ紹介します。
ぜひ、トスカーナ州のワインを購入するキッカケにしてみてください。

プロミス

画像引用元:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/044653391

約束を意味するプロミス。ワインとしても、非常に有名なワインとして知られています。
さらに、このワインは驚くべきことに、あのイタリアワインの帝王と呼ばれる「ガヤ」が手掛けたワインであり、スーパータスカンという、独自性のあるブレンド造られているワインです。

カ・マルカンダという土地を入手し、そこで丹誠込めて造られたメルロ、シラー、サンジョベーゼをブレンド。帝王のワインの名に恥じない、素晴らしいワインとなっています。

ラメッレ

画像引用元:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/046574202

ホタテ貝のエチケットが特徴的な白ワイン、ラメッレ。
ファッションで有名なサルヴァトーレ・フェラガモ・ファミリーが手掛けているワイナリーであり、ミネラル感を大切にした骨格のある白ワインです。

酸とのバランスもよく、アロマが強過ぎないエレガントなワインとして愛好家たちからの評価も高い1本となっています。

イル・ボッロ

画像引用元:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/046573891

イタリアは、ファッションブランドが手掛けるワインが多いのですが、イル・ボッロはフェラガモが手掛けている、職人魂を感じさせる素晴らしいワインです。

ビオロジック栽培を採用した自社畑でブドウを栽培し、繊細でエレガント、ピュアな味わいのワイン造りに力を入れている名門です。
一度飲んだら、イタリアワインの印象が変わってしまう、そんな素晴らしい1本でしょう。