イタリアと言えば、バローロやバルバレスコ、アマローネ、キャンティなど、赤ワインの名を先に挙げる方が少なくありません。
また、近頃では瓶内二次発酵でつくられるフランチャコルタという高級スパークリングも話題です。
一方で、白ワインはどうでしょうか?イタリア全土で白ワインはつくられていますが、まだまだ知られてない素晴らしい白ワインが多くあります。
ここでは、筆者おすすめの白ワインをいくつか紹介します!ぜひ、参考にしてみてください。
イタリアのおすすめの白ワイン① ヴィナーエ
画像引用元:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/045173942
ブドウの葉が美しい曲線を描く、エレガントなエチケットのワインがヴィナーエです。
近年、世界的にも注目度が高まりだしている産地が、イタリア北部のフリウリ・ヴェネツィア・ジュリアなのですが、そこで造られている高級白ワインのひとつが、このヴィナーエです。
この地は、ひじょうに繊細な白ワインを造る産地として知られており、ビオディナミ農法を採用している場所も少なくありません。
さらにこのワインは、リボッラ・ジャッラやフリウラーノ、リースリングという掛け合わせということで、土着品種と国際品種をバランス良く組み合わせる、ユニークな造りとなっています。
華やかな印象を持っていますが、スパイシーさが追いかけてくため、ほかに無い独特な味わいを楽しめる1本です。
② ワー・ドリームス
画像引用元:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/045171062
前述した、フリウリを造る生産者が生み出す、別の白ワインがワー・ドリームスです。
ボトルデザインも虹のようなデザインで、とても可愛らしい印象を与えます。
しかし、このワー・ドリームス。フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア一として名高い1本であり、この生産者を世界的に有名な造り手にのし挙げた、とても貴重なワインとなっています。
先ほどの土着品種とは違いシャルドネを使用したワインで、そのミネラル感たるや、本場ブルゴーニュを凌ぐクオリティです。
イタリアでもっとも有名なシャルドネといっても、過言ではないでしょう。
③ モスカート・ダスティ
画像引用元:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/046925102
冒頭で、フランチャコルタが今世界的に有名になっているということをお伝えしました。
しかし、昔からイタリアで愛されているのは、甘口系のスパークリングワインということを忘れてはいけません。
そこで、おすすめするのが、モスカート・ダスティ。何と、ピエモンテ州で100年以上の歴史を持っているワイナリーであり、甘口でありながら甘ったるいだけではない、繊細さとコクを感じさせるワインとなっています。
ボトルデザインもクールで、どこか音楽CDのジャケットのよう。
ワイン初心者にも勧めやすい1本です。
④ ラ・トゥーシュ
画像引用元:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/NS1650012
まだまだ日本では知られていない、ヴァッレ・ダオスタ州のワイン。
冷涼な地域として知られている場所だからこそ、酸がしっかりとした、骨格のあるワインを造ることができる地域です。
ラ・トゥーシュは、ミュラー・トゥルガウに加え、シャルドネやピノ・グリージョ、モスカート・ディ・シャンバーヴといった、さまざまな品種を絶妙にブレンドして造られており、甘さとシャープさ、フルーティーさなど、複雑な要素が加わっている魅力溢れるワインです。
ラ・トゥーシュは、飲み手によってその味わいの表現が変わってきそうなアロマのパレットを楽しめる、そんな高級白ワインです。