イタリアにはさまざまなワインが存在しています。日本では、イタリアワインをそのまま楽しんでいる方も多いのですが、実はイタリア人のほとんどがワインは日常的なお酒であり、さまざまな食材と合わせて楽しんでいるのです。
とはいえ、まだまだイタリアワインが浸透しきっているとは言い難い日本。
どの食材にイタリアワインを合わせれば良いか、迷ってしまう方も少なくはないでしょう。
ここでは、イタリアワインに合う食材をいくつか紹介していきます。
普段使いしやすいものばかりですので、ぜひお試しください。
イタリアワインと合う食べ物① オリーブ
イタリアワインといえば、オリーブは外せません。そもそも、イタリアはオリーブの有名産地として知られ、オリーブから造られているオリーブオイルも高品質なものが多く存在しています。
地中海沿岸部で栽培されていたオリーブは、日照量が多く、乾燥した地域を好む植物として知られています。
つまりオリーブはイタリアの気候に最適であり、良質なオリーブを育てることができる産地でもあるのです。
さらに、イタリア自体がオリーブオイル消費量ランキングで世界1位ということもあって、オリーブは身近な食料として親しまれています。
オリーブのなるところには、ブドウもなる、ということでワインをオリーブと合わせて楽しむという食べ方は、古くから続けられている、定番中の定番と言えるのではないでしょうか。
② パスタ
日本人にとってパスタは主食というイメージがありますが、イタリアではコース料理の真ん中に出てきたり、もっとシンプルで馴染み深い自由度が高い料理として楽しまれています。
パスタには、トマトソースやチーズ、クリームソースなど、さまざまな味付けが可能です。
そのソース自体がワインに合うソースで造られていることから、パスタを楽しみながらワインを合わせる、というペアリングも定番なのです。
お米に日本酒を合わせる、という発想は日本人にはないかもしれませんが、それは自分たちの文化であり、イタリアの文化とは違います。
固定観念を覆し、パスタとワインを思い切って楽しんでみてはいかがでしょうか。
③ チーズ
言うまでもないですが、ワインとチーズは完璧にマリアージュするペアリングです。
とはいえ、濃厚なクリームチーズはサッパリとしたワインはあまり合いませんので、どちらかというと、樽を利かせた白ワインや複雑性のある風味のミディアムボディの赤ワインが良いでしょう。
イタリアには、パルミジャーノ・レッジャーノという有名なチーズがありますが、深みがありながら爽やかな風味のあるこのチーズは、白ワインとの相性がぴったり!
軽く熟成させた白ワインであったり、さっぱりとしたバルバレスコ、キャンティもおすすめです。
④ ラザニア
ラザニアは、シート状のパスタのことで、これにさまざまな味付けをしてオーブンで焼いた料理となります。
一般的には、トマトソースでつくられることが多いようですが、味付けはさまざまです。
ひき肉を入れたラザニアも多いため、赤ワインとの相性が良く、食卓を華やかにしてくれます。ぜひ、このマリアージュも楽しんでみてはいかがでしょうか。
⑤ プロシュート
プロシュートは、パルマでつくられている生ハムです。
世界的に知られている生ハムで、豚の品種や熟成年数など、さまざまな規定があるブランド生ハムとして知られています。
パルマでつくられているので、当然そこのワインとの相性が良いのですが、白ワイン、赤ワインともにどんなワインとも合わせやすいことで知られています。
おすすめは、同産地で有名な赤の発泡性ワイン、ランブルスコ。華やかな香りと炭酸が、プロシュートの風味とマッチし、さらに脂っぽさも流してくれますよ。ぜひ、お試しください。