ヴェネトワインの魅力【イタリア周遊記 Part4】

イタリアでよく知られているワイン産地と言えば、ピエモンテ州やトスカーナ州。
近年、イタリア南部のプーリア州や北部フリウリなども話題になっていますが、やはり多くの方は前述のピエモンテ、トスカーナが話題の挙がります。

しかし、イタリアワインを探求したいのであれば、ヴェネト州を外すことは絶対にできません。
ここでは、イタリアワインにおけるヴェネト州について解説していきましょう。

ヴェネト州は発泡白ワイン「プロセッコ」が人気!

ヴェネト州は、イタリア北東部に位置する産地です。
山岳地域でありながら、海に囲まれている州であり、さまざまな海産物や農産物を産出する食都としても知られています。

実は、ヴェネト州はイタリアワインの生産数でいうとトップクラスであり、特に白ワインを多く生産しています。
素晴らしい有名ワインは数多く存在していますが、私たち日本人に馴染みが深いのは、恐らくプロセッコと呼ばれているスパークリグワインではないでしょうか。

プロセッコは、発泡性ワインではありますが、シャンパーニュなどと違い、タンク内二次発酵と呼ばれているシャルマ方式と呼ばれている方式で造られています。
軽いタッチと甘めのニュアンスの微発泡感が魅力的で、初心者でも楽しめる軽快なスパークリグワインです。

価格もカジュアルでありながら品質が高く、その魅力は多くのワイン愛好家たちの舌をも唸らせると言われている、素晴らしいワインとなっていますよ。

ヴェネト州の特徴

ヴェネト州は、山や湖なども多く、土壌も水はけが良いことから白ワインが多く造られています。
特に知られているのが、ソアヴェと呼ばれる白ワインで、アロマティックでありながら深みのある、飲み心地の良い白ワインが多く生産されています。

また、イタリアワインきっての高級赤ワイン「アマローネ」もヴェネト州産のワインであり、セレブたちもこのワインを一度飲んだら、その虜になってしまうと言われています。

ヴェローナ地区で造られているワインであり、昔は貴族以外は口に出来なかったという最高級ワインだったそう。
ヴァルポリチェッラなど、陰干ししたブドウを使用した濃厚な赤ワインも多く生産されています。

ヴェネト州のおすすめワイン【3選】

ここからは、ヴェネト州でおすすめしたい赤ワインを3つ紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

プロセッコ・ディ・トレヴィーゾ

画像引用元:http://www.sapporobeer.jp/product/wine/G550/index.html

重厚感のあるボトルが印象的な「プロセッコ・ディ・トレヴィーゾ」。
グレーラと呼ばれている白ブドウを使用し、熟したリンゴやスパイシーな野いちごの香りなどが特徴的です。

軽やかな酸を持ち合わせており、乾杯の時などに使いやすいワインとなっています。
ぜひ、お試しいただきたい美味しさです。

イプシロン・スプマンテ・ブリュット ゴールド

画像引用元:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/047000102

スプマンテも、イタリアワインの中では大変人気な発泡性ワインのひとつです。
やはり、セレブレーションの華やかさを持っているワインであるが故に、ボトルの豪華さにはこだわりたいところ。

そんな方におすすめしたいのが、イプシロン・スプマンテ・ブリュット ゴールドです。
カ・ディ・ライオという名門が手掛けるスパークリグワインで、フレッシュかつフルーティーな味わいが魅力。
必ず、パーティーの主役になってくれる1本です。

ラ・ポヤ

画像引用元:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/045341661

シックなエチケットが魅力的な、ラ・ポヤ。
ヴェネト州きっての高級赤ワインであり、コルヴィーナ種のみで造られている、単一品種、単一畑の高級ワインです。

味わいは濃厚なだけでなく、しっかりと甘みも加わり天に昇るような美味しさ。
一度飲んだら、また欲しくなってしまう、良い意味で中毒性のあるワインです。